岩手の松楓荘が想像以上に秘湯!日帰り入浴に行ってみた感想などをまとめて書きます。
岩手県八幡平市にある松川温泉郷の中でも最古の温泉宿松風荘に日帰り入浴で行ってきました。今まで松川荘と峡雲荘へは行ったのですが残りの松楓荘は今回が初。
松川荘とも峡雲荘とも色々な意味で違っていましたので、この記事では松楓荘へ行ってみた感じなどをお届けしていこうと思います。
八幡平樹海ラインから松楓荘へGO
松川温泉郷は八幡平樹海ラインの途中にあるのでまずは八幡平を目指し車を走らせます。
樹海ラインを登ること数十分・・見えてきました。山奥の要塞のようなたたずまいには秘湯の雰囲気を感じますね。
ちなみに松楓荘へ向かう道沿いには透明度が高い沼があり神秘的な風景を見ることができます。
看板から松楓荘の歴史を感じます。寛保3年に開湯と書いています。徳川吉宗の時代ですね。
決して館内は近代的では無く床はギシギシ言っておりびっくりする人も多いと思います。むしろそれが売りなのかもしれませんね。徳川幕府の時代からの温泉ですので明治も昭和も経験している建物には新旧の歴史と言いますかモダンとレトロの融合を感じワクワクします。
ちなみに画像の奥から洞窟露天風呂へ行けたのですが、私が行ったときは「崩落の危険」がるため閉鎖されていました。残念。
看板猫がいる温泉宿松楓荘
猫好きにはたまらない「猫が居る温泉宿」である松楓荘。今回日帰り入浴で行く理由になったのが猫でした。松楓荘には2018年現在2匹の猫が住んでおり、宿の人にお願いすれば会わせてくれます。
私が行った時には残念ながらお休み中でしたので動いている様子は見られませんでした(夜行性のため)
松楓荘の温泉の様子などは??
松川温泉の最大の楽しみは硫黄臭が強い温泉ですね。一回入ると1日中温まります(個人的な感想)ので冷え性の人には特におすすめしたですね。
温泉は
男性用内風呂×2女性用内風呂×2
女性用露天風呂×1混浴露天風呂×1
と
男性が入れる露天風呂は一つとなります。
こちらが男性用内風呂。個人的な感覚ですと熱くては入れないレベルでした・・熱いお湯が好きな人は大丈夫かもしれませんが、私はくるぶしまででギブアップ。
気候や季節によるのかもしれません。
こちらが男女混浴露天風呂。こちらは逆にぬるい感じがしました。熱い日でしたのでプール感覚で入ればゆっくりとできそうですが・・
あと山の中ですのでハチなどの昆虫が寄ってくることもあり早々に退散しました。
ちなみに一番適温だったのが男性用内風呂である「だけかんば」でした。ぬるめのお湯と普通のお湯に分かれており新しく増設したのか温度調整がうまくいっている感じです。
当然硫黄という泉質上シャワーを設置することが難しいのかシャワーは無し。
泉質は最高でしたよ。
温泉から上がりましたら無料の休憩所で一休みも可能。無料休憩所は15時までと制限がある点には要注意です。
奥に見えるパイプに温泉を通しているため中は暖かく昼寝するにはちょうどいい感じ。
プロ棋士のサインが所せましと並んでいるのが印象的でしたね。
秘湯ビールも飲むことができるみたいです。この日は運転手だったので断念。無念。ちなみに秘湯ビールというのはブナの酵母から作ったものらしいです。
懐かしい豚の蚊取り線香が雰囲気を醸し出していますね。
松川温泉松楓荘の注意点
秘湯がどんなものなのか?という感覚がわからず近代的な温泉宿を求めている人にはおすすめできない玄人向けの温泉ですので不便な部分は多数あります。
これは逆に言えばメリットでもありますので秘湯感を味わいたい人にはおすすめですね。
山奥のレトロな秘湯感は中々味わえるものではありませんし強烈な硫黄泉も希少かと思います。
好きな人は大絶賛しますが、一般的な温泉が好きな人はこの記事の画像などを参考にしてみてください。宿泊の際の料理などには力が入っているようです。
松川温泉松楓荘のアクセス
盛岡駅からバスも出ているようですね。詳しいバス時刻は峡雲荘さんの記事にまとめてありますのでバスでアクセスしたい人はそちらをご確認ください。
基本的には車でのアクセスが一番楽かと思います。道中険しい山道を運転する形にはなりますが、到達した時の達成感は一入ですね。